月刊ニヒリスト

ニヒリストが日々あったことを綴るブログです。

「デンデラ」を見た感想

デンデラ」という映画をさっき見た。あらすじとしては、老年を迎え、姨捨山に捨てられた主人公が、死を覚悟し、雪山に寝そべっていると、元気な二人の老婆が現れる。彼女たちに連れられた先には同じように捨てられた老婆たちが「町」(デンデラ)を作っていた。デンデラの長は自分たちを捨てた町に対して敵意を燃やし、いつか総勢五十人の武装化した老婆たちを連れて、村人たちを虐殺しようと企んでいる。しかしその後、デンデラが熊に襲われたり、襲撃当日に雪崩にあったりして、戦力が減反し、物語の主軸はいかに熊を撃退するかに変わっていく。村人の大半を熊に食われて落ち込む主人公は一人武器を片手に熊を殺しに山へ出かける...

 

なんか自分たちを虐げた村人たちに復讐する話が、いつの間にか雪崩とか熊とかの「自然災害」をいかに克服するかに話が変わっていて、不満だった。同じ人間である村人を殺す葛藤や、復讐することの意味等の話を見たかった。

でも映画の中で雪崩や熊も意志を持った人間のように捉えられていて、それらに対抗する意志を持つことが大事みたいなメッセージだったけど、現代科学に毒されている僕は「そりゃ雪崩起きて逃げなかったら死ぬだろ」とか「熊に棒で立ち向かっても死ぬだろ」とか思って冷めてしまった。なんだろうな、たとえ無謀だと分かっていても、立ち向かう老婆たち、かっけーと映画的には思ってほしいんだろうけど、目の前で素手で立ち向かって死んでいる老婆たちをたくさん見ているわけだから、それでも素手で立ち向かう老婆はただのアホとしか映らなかった。

それに途中で主人公はデンデラを出て熊などに襲われない「良い土地」を見つける旅に出るという話をするんだけど、熊に復讐することに集中しすぎて、一番将来性のある、その計画がまったく着手されなかったのも残念だった。

映画を見ていて、唯一発見らしきものがあったとすれば、女子校のノリってあんな感じなんだろうなということ。人前で平気で屁をこいたり、小熊倒してその肉を食べるときに「ババアのくせに性のつくもの食べてどうするんだ!」という会話をしたり。デンデラは男性排除の女性社会だったので、そのへんが参考になったと言えば、なった気がする。

以上、デンデラを見た感想でした!

 

 

 

 

 

また転職した。

結論から言うと、また転職した。前の出会い系の勧誘サイトの編集の仕事はせっかく習ったプログラミングをまったく使わない感じだったので、仕事を始めて一週間後くらいに内定をくれたSIerの仕事をすることにした。プログラミングをがっつり使う感じなので、いちおう希望には適っている。エロサイトの記事の編集の仕事はけっこう楽しくはあったのだが、このまま仕事を進めていっても、エロサイトのデザインの仕事は任されるにしても、その他のコーディングの仕事はまったくさせてもらいない感じだったので続けるのは辞めておいた。

デザインはまったく向いていない分野である。以前、webデザインの仕事をしていた時も、「ここの部分のフォントを変えて」とか「茶色が濃すぎる」とか細かい注文を一度にまとめてならまだしも、細かく何度もされて発狂しそうになった覚えがある。どうせ修正しなおしても、また次の修正依頼が来ると分かり切ってるので、わざと手を抜いて先方に提出したらかなり怒られる。依頼主は市役所だったが、向こうの恣意性に完全に支配されるのが、かなり嫌だった。そもそも一からサイトのデザインを考えるというのもあまり向いていない。センスがないからだと思う。というわけで、デザインの仕事はしたくなかった。

仕事を出会い系の勧誘サイトの記事編集だけに集中する道もあったとは思うが、出会い系の勧誘サイトの記事を読んで、出会い系サイトに登録する気持ちがまったく分からなくて、かと言ってもともと文章を書くことは好きだから楽しんでエロ記事を書いても、登録につながる保証はなく、なんかどういう記事を書いたらいいか雲をつかむような感じだったのも仕事を続ける気持ちにならなかった理由である。あと、このまま編集・ライターの仕事を続けても給料が安いのも理由の一つだ。

というわけで、来月からプログラマーの仕事を始める。いま、抱いている最大の懸念点は交通費がほとんどないということだ。勤務開始まで二週間くらいあるから、それまでにできるだけ仕事をして、お金を貯めるつもり。出会い系の勧誘サイトでも給料は貰えたのだが、職場が遠くて、支給額を超えた交通費の支払いと、通うのが面倒なので泊まった宿泊代とその他もろもろの固定費でめっきり貯金がない。辞めてから一か月余り何してたのかと言われたら、鬱っぽく引きこもっていた。

 

なんか、生活苦の話ばかりしている気がするけど、頑張っていきますよ。

 

エロとSEO

今日が初出勤。仕事の内容も大雑把にしか把握してなかったが、今日の説明と実際に働いてみたのとで少しは分かってきた。あまり詳しくは書けないが、僕がしばらく担当するのは出会い系サイトに勧誘するためのエロ体験記事をブログに掲載すること。ランサーズなどで雇ったライターがやけくそに書いた記事を読みやすく、かつエロく編集し、掲載する。サイトに載っているLineのやり取りの画像まで会社に置いている代機と自分のスマホを使って再現する。自分のLineと文字変換の履歴に変なワードがたくさん載って非常に不愉快ではあるのだけれど。頼むから代機を二台用意してほしい。


記事を編集していて、この記事を信用して出会い系サイトに登録する人が本当にいるのだろうか、と訝しく思ったのだけど、会社の事業としてやっていることを考えればたくさんいるのだろう。たぶん、嘘だと思いながらも性欲を刺激されて登録するんだろうと思った。だから刺激したもん勝ちという側面がある。エロい画像をたくさん貼ろうと思う。スマホの一スクロールごとに一枚画像があったほうがいいと言われたし。

画像に関して非常に恐怖に感じたのは、「サイトに載っける画像はどこから拾ってくればいいですか?」という僕の質問に対し、「芸能人でもなければ、どこからでもいいよ」と返答が来たこと。もちろん目に網掛けはするけれど、まるで素人には肖像権がないような言いよう。自分が愚かしくも生放送などをしていることを恐怖に感じた。まあ、僕は何に使ってもらってもいいが、Twitterにエロい画像を貼っている女子は僕らが利用することがあるので注意されたい。

それからSEOのことを習った。SEOとはグーグル検索で上の方に表示されるように記事の内容やタイトルを工夫すること。ビックワードと共起語によってSEOを上げることができて、ビッグワードは検索欄に入力する文字列のこと(例えば「たらこスパゲッティ」など)、共起語はビッグワードとともに検索される語のこと(例えば「たらこスパゲッティ」だったら「作り方」など)、これらのワードを意識して記事のタイトルなり内容なりに組み込むとSEO対策になるらしい。このブログも少しくらいは読まれたいからSEOを意識しようと思った。

以上、初日の雑感でした。

 

 

P.S 会社でまじめな顔をしてエロサイトを更新するのが思ったより精神的苦痛が大きいことも学んだ。

面接に受かった。今日から仕事。

先週受けた五件の面接のうち一件が受かって今日からその会社で働くことになった。失業手当を貰いながら職業訓練を受けるコースも魅力的ではあったが、次の職が見つかる見込みがどれだけあるか分からない状態で勉強に身が入るか疑問だったので、まあ、良かったと思っている。仕事の内容はエロサイトの更新とサイト内の記事作成。勤務地は大阪で片道一時間半ほどかかるので、ニ三か月給料をもらったら大阪に引っ越そうと思っている。当面の目標としてはウェブ制作の仕事で培った技術を趣味のサイト作りに反映し、収益化できるようにすること。将来的にはサイトの収益と友達に誘われた古本屋の利益であまり働かずに生きるのが目標。
けど、働かないで何をするか、何もしないにしても何をするかが問題になることが一か月の無職生活であらためて浮き彫りとなったので、ちゃんといろいろ考えた方がいいかもしれないと思った。


読書だけで一生生きていられるとか、映画を見続けるだけで一生時間をつぶせるとか思っていたけど、なんかソクラテスの言う実践知というか自分の生活を通して得られる知識があって、それをもとに本を読んだりしているところがあるので、なんかそのへんの理論と実践の循環をうまく回さないとちゃんと生きていけない感がしてきた。だからと言って、働くのは好きではないから、その実践の部分を労働ではない別の事柄で埋めていけたらと思うけど、義務感がないと何もしないというのも分かってきたので、難しいところ。Youtuberの謳い文句の通りに「好きなことをして生きていきたい」けど、「好きなことでもしなくてよかったらしない」ことが分かった。しないということはそれは好きではないのだ、と言われたことあるが、何かをしたからそれは好きなのか、好きなことだからしたのか、卵が先か鶏が先か議論になる。某ブラック居酒屋を経営する渡辺美紀氏と村上龍氏の次の会話を思い出す。渡辺美紀氏の「諦めるからできないんだ。諦めなければできないことなんてない」という発言に対し、村上龍が「いや、できないから諦めるんですよね?」と言っていた。例えが適切なのか、こんがらがってきたところで、終わり。また書く。

面接受けた話とハロワで職業訓練について聞いてきた話

面接行ったけど、100%落ちた。「なんでIT分野を志望するのですか」という基本的な質問にさえちゃんと答えられない。「手に職をつけたいから」と適当に言うけれども、これまでの職歴にあるwebデザインでも手に職つけられたんじゃないのと言われて、答えに窮する。その通りだから。あの時は自分なりに頑張って務めてたのに残業の嵐の中、帰宅してからも勉強しないと試用期間で落とすみたいなことを言われてかっとしたから辞めただけで、それがなければ続けていたと思う。ただ、あの重苦しい、困ったことがあっても一言もしゃべるなという空気が辛かったのはあるけれども。


というか、俺の職歴が労働への否定を物語っている気がする。なんか仕事が嫌いで仕方ない人の職歴を具現化すると、こうなりましたと言わんばかりの、ずさんさ、ひどさ。この職歴はどんな口の上手い人でもごまかしようがないんじゃないか。それとも『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の詐欺師並みの演技力があれば、ごまかせるのか。まあ、ごまかすしかないわけだが。


職業訓練の説明をハロワで受けてきた。職業訓練には公共職業訓練と求職者支援訓練の二種類がある。前者が給付金と交通費をもらいながら授業を受けられるタイプで、後者がそれらの支援金なしに自腹で授業を受けるタイプだ。貯金があって交通費を払える人は後者で問題ないけれども、僕みたいに余裕のない、失業手当をもらう資格のある人は前者を受けるのが最善だろう。前者であれば授業を受けた段階から失業手当を受けられる。授業期間が長い場合はそれだけ手当を延長して貰える。

しかし、兵庫県は、授業のラインナップが豊富でなく、「サイトの更新の仕方」や「オフィスソフトの基本的な使い方」などしょぼい授業しかない。大阪に行けばもっと種類が豊富になるのだけど、交通費の上限が四万円なので遠方まで通うのは予算的に厳しい。それに、病欠などを除いて授業を一度でも休んでしまうと給付金が出ないので、ちゃんと週五で通えるかも考慮に入れないと痛い目に合う。

芦屋でウェブプログラミングの授業(公共職業訓練)を受けられるっぽいから、それを受けようか検討している。授業内容も割としっかりしている感じだったし、そんなに遠くないからいい。ただ、滅多にないらしいが、授業に十分な人数が集まらなければ、授業自体がなくなることがあるらしい。その場合、併願はできないのでまた別の、募集期間内の授業を探さなきゃならない。しかしこれが困ったところなのだが、授業廃止の知らせが来るのがその授業の募集期間が終わった後なので、必然的に一月からの授業を希望していた人は募集期間が終わってしまうため、三月からの授業を受けざるを得なくなる。だからそのへんは運だ。

とりあえずしばらく単発バイトと就活をして、それで決まらなければ一月からの職業訓練かなあと漠然と考えている。

 

無職になって約一ヶ月 雑感

・毎朝出勤のために決まった時間に起きなくていい生活がどれだけ気楽か。

朝もゆっくり眠れるため、睡眠不足もなくなり、肌艶が良くなった。転職活動をしながら単発バイトしているけど、適度に体を使っていい感じに疲れるので夜も割に早めに眠ることができる(だいたい十二時から一時くらい)。

・朝、早く起きなきゃならない理由がないから友達と遅くまでLINEしたり、2ちゃんで戯れたり、誰も見ないゲーム実況動画の編集をしたり、いろんな用事ができる。

・気になっていた、映画をたらふく見れる。具体的にはプライム・ビデオのウォッチリストに溜めていた映画を片っ端から見た。でも無職生活序盤はよく映画を見たけど、面白くなるまでに時間が掛かるからか、あまり触手が伸びなくなって、最近は読書かYou Tube鑑賞のほうをよくしている。あと、ゲームもよくする。

・ゲーム→You Tube鑑賞→映画という映像中心のサイクルがある。ゲームをやり始めたら最後、活字メディアになかなか戻れない。間に2ちゃんのまとめサイトを挟むと戻りやすくなる。

・焦りから求人サイトで片っ端から応募しまくる。来週は四件面接を入れた。

・正直言って、もう働きたくないから、ウェブプログラミングの職業訓練に逃げようか検討中。来週ハロワで詳細を聞いてくる。ハロワのホームページによれば毎月十数万ほどの給付金を貰いながら、半年間週五で授業が受けられるそう。普通であれば、自己都合の場合、失業手当をもらえるのは三ヶ月後だけど、職業訓練を受ければ即時貰えるらしい。ただ、一度でも授業を欠席したり、遅刻したりすれば、給付金を貰えない。でもそれは仮病などを使って回避できそう。

・ゲイの友達が在宅勤務の仕事を紹介してくれると言うから、職業訓練でスキルを溜めて、在宅勤務するのが目下の目標。PHPとかまったく分からないから、職業訓練で身につけたい。

ただ、難点は職業訓練を受けてもたぶん就職できないということ。まあ、でも今のままでも就職できないだろう(先週今週で面接四件受けて全部落ちた)から、少しはしやすくなると安易に思っているんだけど。

 

前々回の偽造請負の記事の続きは詳細を忘れたので書き始めるまで時間かかるかもしれないけど、書き終え次第、掲載します。

こころの相談窓口は二回かけたけど、繋がらなかったので諦めました。相談員が少なくて、繋がりにくいらしい。

 

暇なんで、更新頻度上げていく予定です。

惨めさの演出

頭が狂ってきたのかもしれないが、明日自殺相談の電話をかけてみることにする。
自殺したいわけではないが、気落ちはしていて、ネトゲをひらすらやって頭を麻痺させるくらいしか救済方法がないくらいまでにはなっている。
なんていうか、自分をいかにも惨めな状況に置いて、虚構化して自分を笑おうという作戦なのだ。いや、そんなことをしなくても今のままで十分惨めだという話ではあるのだが、なんか極端じゃないと「ちゃんとものが見られない」のだ。もちろん真剣に悩み相談している人をバカにするつもりはない。いや、でも無自覚的に差別意識はあるのだと思う。だからもう差別していることを自白しておく。自分の中で「いのちの電話」にかけることは、それが真剣なものかはともかく、極端に惨めな状態に自分を置くことにほかならない(まぁ、今の僕の状況においては、という補足付きではあるが)。
でもこの戯画化して自分を笑うというのは誰しもやっていることじゃないのか。例えば(いま思いついたのは)、失恋したその日にナイトプールに一人で行って誰にも相手にされず帰宅するとか。なんかそういう極端に惨めな状態に身を置いたら救済されない?自分の惨めさに笑いたくなるというか。それを狙っていのちの電話にかけようとしているのだが、相手は本気で自殺を食い止めたいと思って電話を受けているのだろうから若干気後れはある。でも僕がこのまま電話せず、ネトゲがあるとはいえ、ずるずる過ごしたら万が一自殺に至るという可能性はあるのだからかけてもいいだろうと身勝手ながら思う。
それに僕は客観的な立場で見てもずいぶん可愛そうだと思っている。村上春樹は自分を憐れむやつはクソだとどこかで書いていたが、根拠なくそういうことを書かないでほしい。自分を憐れむことでやっと立っていられる状況だってあるのだ。僕だって他人を憐れむ余裕があるならそうしたい。

まあ、それはそうと、子供の頃から道徳の授業等でいのちの電話を紹介される度に掛けたらどんな話をしてくれるのか興味があった。いま、転職しようと思っていた会社が偽造請負だったから転職するのを辞めて、前の会社も辞めてしまったという僕の状況は客観的に見ても可愛そうなので(いつも睡眠薬を処方してくれる心療内科の先生も同情してくれた)、いまがその好奇心を満たす絶好の機会なのだ。
あと、最近、「反出生主義」に興味があって、デイヴィッド・ベネターの本を読んでいるのだけど、そのへん反出生主義の反論にいのちの電話の相談手がどう答えるのかに興味がある。まだちょっとしか読んでないけど、ベネターはこういう議論の立て方をする。幸福というものは、いまある状態のものがより良くなることを指す。逆に不幸は、いまある状態のものが何かを失い、良くなくなる事態を指す。生きていて、意識を持っている限り、かならず喪失は訪れる(つまり不幸になる)。しかし存在していない人間には幸福も不幸もない。ここから読んでないので飛躍するのだが、結論としては存在することは実害だ、という主張になるらしい。出生前診断で重度の障害を持つと分かっているのに、子供を作る親などに言及している。結構難しくて、なかなか読み進められないのだけど、まあ、暇なので読む。
というわけで、明日はいのちの電話にかけてみます。