月刊ニヒリスト

ニヒリストが日々あったことを綴るブログです。

ニヒリスト、盛大に騙される!! パート1

このブログに書かなきゃならないことがあって、まあ単刀直入に書くと、決まっていた転職先が偽造請負だったので転職しないことにした。転職にあたって今までいた会社も辞めちゃったから事実上、無職になる。
労基署に通報しようと思ったんだけど、実際に働いて偽造請負の実態をこの目で見ないと、労基署に通報もできないらしい。なんでそんな決まりになっているのか本当に疑問。面接の段階で違法だと分かる、あるいはその現場に入る寸前に違法だと分かるケースも多々あるはずなのに、それで不利益を被った僕みたいな人は何も報われないのだから。それに偽造請負をやっているような会社は、その実態をひたすら隠す。今回の場合も業務指示を誰から受けるかが、違法かどうか見極める重要なポイントなのだが、二回の面接で一切触れられなかった。それで気づくのがちょっと遅れて、会社まで辞めてしまった人(まあ、僕の場合はやめるのが早すぎだが笑)は、まあはっきり言ってかわいそうである。
労基署に通報できないなら、その求人を載せた転職サイトに通報する手もあるかもしれないが、仮に通報が実ったとしても別のサイトに載るだけだし、転職サイトもたくさん求人を載せたいから労基署が違法だと判断しない限り、たぶん掲載を止めないだろう。ということで、僕のようなケースは泣き寝入りが決定するわけである(まあ、民事裁判とかならいけるかもしれない)。
どんな騙され方をしたか、ある程度細かく書いていく。けっこう周到な騙し方だと思っているので、IT系にはじめて転職しようと思っている人は必見!

七月
転職活動をしていた今年の七月ごろに大阪のM&Cシステ〇ズという会社から採用される。ただ、採用と言っても給料も交通費も出ない。M&Cシステ〇ズは客先常駐と言ってM&Cシステ〇ズではなく、ほかの会社に派遣されてそこで働くという形態をとる。それで派遣先の会社が決定していない間は給料等は出せないという。せこいなーとは思った。僕はこれまで派遣社員として働いていたけど、派遣先の企業が決まるまでずっと少額ではあるが給料が出ていた。派遣先に面談に行くのにも交通費が出ていたし、遠方の場合、宿泊費も出た。それなのに給料も交通費も出ないとは。これでは何が採用されたのか分からない。
まあ、でもすぐに派遣先の会社は決まると面接で言われたし、今の仕事を辞めたくて仕方なかったから受け入れることにした。なかなか決まらなかったら転職活動を再開しようくらいに思っていた。
そして仕事を辞めた。実質、何も決まっていないのも同然なのに辞めるのが馬鹿だ、それで後で文句言うのも馬鹿だと言われるかもしれないが、もうけっこう前から辞めたくて仕方なかったのだ。飽き飽きして。
しかしこの強烈な「辞めたさ」がのちに悲劇を生むことになる。
藁にもすがる思いですがったら、それはなんと.....藁だったのだ!


九月
会社に辞めると伝えたが、派遣の契約の関係で九月いっぱいまでいてほしいと言われる。M&Cシステ〇ズにそのことを伝えたらそれでも問題ないという話だったので、素直に受け入れる。ただ、早く辞めたかったので残りの三か月を過ごすのが辛かった。
九月上旬、採用?してくれたM&Cシステ〇ズから連絡があり、派遣先の会社との面談があるから来てほしいと言われる。M&Cシステ〇ズの人と同行し、NSパーソナ〇という会社へ向かう。そこのオフィスで面接官に仕事の内容等の説明を受け、適性があるかどうかを見るための質問等をされ、それに適当に答え、面談は無事終わる。特に問題ないと言われ、採用の運びとなる。
そのあと、実際に?働く現場である、三菱なんとかという会社に面談を受けに行ってほしいという話をされる。この時点で気づくべきだったが、僕はどうやらM&Cシステ〇ズから派遣会社(NSパーソナ〇)に派遣され、その派遣会社から三菱なんとかという会社に派遣されるのだ。すなわち、(業務指示を三菱の人から受けたなら)二重派遣にあたる。
このことに気がついたのは三菱で現場の人の面接を受けた時だった。一緒に面接を受けた三人が、全員NSパーソナ〇の社員ではなく、よその会社から来た人だった。「二重派遣にあたるんじゃないか」と思い、面接が終わった後、ひたすらググり続けた。そして三菱の人からも採用されたという知らせを受けた後、M&Cシステ〇ズに「業務指示は誰から受けるのですか?」と質問を送った(下の写真参照←写真はまだ準備してないので後で掲載する)。しかしそれに対する返答はなかった。
九月中旬、僕はNSパーソナルにも三菱にもオーケーを出されて正式に?採用されることになった。二重派遣ではないかと若干訝しんでいたが、返事がないし、何より十月からの働き口が見つかって僕はほっとしていた。親に報告して少し安心した顔をしていたのを覚えている。その安心が奈落の底へ落ち、僕を苦悩と寝不足の淵へ突き落とすのに要した時間は、たいして長くかからなかった。

次号へ続く!