月刊ニヒリスト

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同一労働同一賃金について

同一労働同一賃金ってアルバイトと同じような単純作業している正社員をアルバイトの待遇にするってことか(※1)。ってことは、天国と地獄があったとして、地獄側の面積を広くするみたいなことなのかな。確かに同じ仕事しているのに、違う給料っていう差別はなくなるのは良いことだな。。最近、最低賃金が上がっていたのはそれか。地方に会社を移すの増えそう。なるほど、地方活性化。でも同じ労働しているのに仕事している場所によって賃金が違うのは差別でないか?物価が違うとはいえ。

でもよくよく考えたら、同一労働同一賃金を字義通りに捉えたら地域によって最低賃金が異なるのはおかしくなる。「同一労働同一賃金」なのだから。

今後の流れとしては正社員撤廃になるのかな。アメリカみたいな競争社会になったら、健康保険とか年金払わなくなる人増えるから票を持っている高齢者の反発すごいんでないか?
まあ、政治家は正社員撤廃などという未来のことは考えてないんだろうな。今の高齢者から支持を受ければいい。引退した高齢者にとって、現役世代の待遇の変化なんてどうでもいいから、大した反発も受けないだろう。

同一労働同一賃金は「雇用の流動化」が目的の一つと言う人もいるけど、椅子の数が減ったらもっとしがみつくのでは?まあ、確かに上に書いたアルバイトと同じような単純作業している正社員の雇用の流動化は進むが、上の方でしがみついている人はもっとしがみつこうと思うよね、普通。

なんなんだろうね、世界的流れを汲み取った単なるその場しのぎな政策なんだろうか。あまり先のことは考えてないのかな。理屈上の延長線上では正社員撤廃だが、そこまでやる気はないみたいだし。

まあ、IT従事者の端くれの端くれとしてアルバイトの賃金が増えるから機械化しようという流れは確実にもっと進むだろうし、朗報と考えることにしよう。同じくらいに僕の仕事も機械化される心配もしよう(苦笑)。

 

※1 はい、アルバイトが単純労働ばかりでないのは知ってます。