月刊ニヒリスト

ニヒリストが日々あったことを綴るブログです。

業務システムの裏側

2月から今の現場に入って、二ヶ月ほどたったわけだが、まったく興味のないテスターの仕事ではなく、しょぼいプログラムではあるが、いちおうプログラミングはメイン業務としてやらせてくれるからいい環境ではある。VB.NET、というより業務システムの開発がどんなものかある程度分かってきた。僕が今関わっているプロジェクトはクラサバ系と言って、クライアント側とサーバー側でプログラムを分けて作っていく。クライアント側は、たぶんクライアント(お客さん)がダウンロードして使う、画面側のプログラムで、主に画面の制御を担当する。必須項目が入力されていなかったら赤く表示したり、何らかの番号を入力したらその番号に関連する情報を表示したり、といったことをする。そしてお客さんが入力した情報をサーバー側のプログラムに送信する。ここで.NETフレームワークというものが登場する。今の僕にとっては呪文にしか思えないコードをコピペすると、どういうカラクリかお客さんが入力した情報がサーバー側に送信され、サーバー側のプログラムが走り始める。サーバー側は主にお客さんが入力した情報をもとにSQL文を作り、データベースから目的の情報を取ってきて、それを何らかの形式(CSVとか)で出力する。ここでも.NETフレームワークが活躍しているらしいのだが、どういう仕組なのかは先述の通りよく分からない。

お客さんが入力した情報がサーバー側に送られるタイミングは決して条件を入力し、検索ボタンを押したタイミングだけではなく、ある項目を入力して他の項目にカーソルを移したタイミングなどにも送られる。たぶん大体のシステムはソフトを開いた瞬間にお客さんの端末の個別番号を取得して、検索、実行ボタンを押したタイミングで、その個別番号を実行日時とともに送信しているので、検索欄に卑猥な言葉を書く習慣のある人は注意されたい。

あと、トリッキーな操作をするクライアントを想定して、その対処もしなくてはならないのがプログラムの面倒なところかもしれない。検索欄に入力制限を設けたりするのは当然として、ソフトを開いていきなり実行ボタンを押し、セッション途中に閉じることも想定しなければならない。そのために、テスターという業務があるのだが、これははっきり言ってプログラミングとまったく無縁の仕事で、できればやりたくないので勉強して、いまのプログラミングの仕事についていきたい所存である。