月刊ニヒリスト

ニヒリストが日々あったことを綴るブログです。

狂人はいるのか

自分も孤独に弱いタイプだと思っていたが、自分以上に孤独に弱いタイプが意外と周りに多くいる。

僕は土日もネットカフェの三〜五時間コースで漫画を読み続ける(ここ数週間の休日の過ごし方。その後カフェで読書やネット見てる)、とか平気だが、友達はどうもそういう過ごし方が耐えられないようだ。いつも何かしら、主に街コンだが誘ってくる。

思えば、先月のはじめまで無職をやってたときもずっと一人でいても、そこまで苦痛じゃなかった。まあ、けっこう寂しいときもあったけど、その苦痛さえ過ぎ去れば平穏な日々を送っていた。

どういう要因が孤独耐性を決めているかを考えてすぐに思い当たるのが、長男(女)か次男(女)以降かという問題だ。僕の少ない周りを観察するに、当てはまる例が多い。頻繁に街コンに誘ってくるあいつもブロックしちゃったけど、寂しいんだろうなといまにして思う。しつこく粘着された歴史があるから切ることに変わらないが。

 

でも、また行くかもしれないので留保付きだが、街コンはもう馬鹿らしくなってきた。毎回参加するたびに「オレは何回、このプロフィールカードを書くんだろう」と思うもの。年間、十回くらい参加してけっこうお金落としてるんだから、僕のプロフィールは鉄板に掘ってほしい。男女の参加費の格差も(男4千円から5千円、女性500円)、もてない男から金をむしり取る気まんまんで、うんざりする。まあ、それを言ったらマッチングアプリも婚活パーティー相席屋も、あらゆる恋愛サービス?はもてない男からお金をむしり取ってるんだけど。

結局、もてないと勝てないところに、不公平さを感じる。参加費は五千円だけど、マッチングしたら十倍になって返ってくる、とかならまだ公平だ。女子と契約カップルになって、お金を取り戻せる可能性あるから。しかしマッチングの有無にかかわらずお金は返ってこないから、ああいうのは参加するだけで経済的に負けだ(「カイジ」の読み過ぎかもしれんけど)。やはりこれもカイジの受け売りだが、お金と一緒で欲しい人が多いほど、その価値が上がる。そんなのには目もくれない狂人だけが、王に勝てる。街コンで言うと、美女 or 街コンの運営者に勝てる。

ってことで、おやすみなさい。

 

賭博黙示録 カイジ 1

賭博黙示録 カイジ 1

 

 

 

 

 

 

脱出ゲームに初参加

男三人で脱出ゲームに参加してきた。結論から言うとかなり楽しかった。

ストーリーはあるにはあるが、たいして重要じゃない感じだった。いちおうホームページに書かれているであろう内容を書くと、失踪した天才科学者の家に潜入して、科学者がどこに行ったかを推理するという内容。推理する過程(というか、ゴール)で家から脱出する必要があるから脱出ゲームという名がついている。

それで男三人が手分けして、部屋においてあるものを片っ端から調べて、部屋を脱出するためのキーワードを探す。謎をばらしてはいけないので、一つ例だけ言うと、部屋にあるものを、表をもとに特定の順番に並べて置くと、キーワードが浮かんでくる、みたいな感じの謎だった。連想ゲームやダジャレのような、納得の行かない種類の謎ではなく、パズルのような答えがはっきり一つに絞れる謎だったので、納得感があり、サクサク軽快に進められた。謎の量もけっこう多くて、小キーワードを12個くらい集めて、ようやく次のステージに行ける大キーワードにたどり着ける。次のステージはそんなにボリュームなかったけど、12個くらいの謎を解かないといけないからみんなで手分けして、一人一謎くらいは常に取り掛かっていないと、制限時間以内にクリアできない。制限時間を超えると、途中退出になる。僕らの前にいた人たちは途中退出になっていた。

役割分担は大事だが、一人で考えて分からない場合は他の人が悩んでいる謎を解いて、全体の数を早めに減らしていくのが大事だと思った。僕以外の二人は無能で、多分僕一人で8/12くらいは解いた気がするけど、他のやつが解けない問題を僕がなんなく解いたり、稀ではあるが逆もしかりだったから、謎の種類によって向き不向きがあるので、自分がやっている謎がわからないときは他の人の謎を解きに行くのが吉だと思う。
でも、ゲームが始まる前の説明の時に、全員謎解きは初めてだと伝えていたから、ゲームのサポーターがけっこう助言してくれた。その助言がなければ、たぶん制限時間以内にクリアはできなかった。


P.S

脱出ゲーム、謎解きにハマっている今だからこそ、VRだと思って検索してみたが、一つ有望なソフトが有るだけで他にはめぼしいソフトがなかった。しかも、そのソフトも高スペックのゲーミングPC必須なので僕の低スペではプレイできない。

2Dのゲームではたくさんありそうなのだが、2Dで部屋にある重要アイテムを、ひたすら歩き回って探すのは想像しただけで苦痛なのでやりたくない。やはりこういうのこそ、3Dな気がする。


三十を超えた男三人が(土曜日に)必死になって、謎を解いている様子を二十歳前後の女の子に見られているのが滑稽だなとゲーム中にちょっと思った。しかし来てくれた二人に感謝。前から興味あったけど、誘える相手がいなかった。

ラストオブアス2

ラストオブアス2をクリアして、エンディングのテーマ曲を聴いているところ。

映像はとてつもなく綺麗だったし、戦闘やクラフトシステムも前作同様、よくできていていたのだが、巷で言われているようにストーリーが酷かった。プレイヤーがまったく動機付けされていない行為を強制的にやらされるところが特に酷かったように思う。

 

やってない人向けにストーリーを簡単に説明すると、人類の大半がウォーカーというゾンビになっちゃった世界で、唯一抗体を持つ(噛まれてもゾンビにならない)、エリーという子供を、ジョエルという元強盗?が、科学者連中に引き渡してワクチンを作ってもらおうと奮闘するのが前作だった。しかし結局、ワクチンを作るためには、エリーの命を犠牲にしなくちゃならないことが判明し、それまでの冒険の過程で親子愛みたいな感情をエリーに対して抱いていたジョエルは猛反発し、科学者連中を皆殺しし、死体の山を築く。子を思う気持ちは分かるけど、科学者たちにも家族がいるのに、こんなに死体の山を築いちゃっていいの?と敵に火炎瓶を投げたりしながら思ったものだった。

 

そして今作は、研究所のリーダーの一人娘であるアビーがエリーの他に操作できるサブ主人公になる。父親を殺害した上に、人類をウィルスから救う機会を壊したジョエルに対して、当然ながら強い復讐心を抱いている。それで、ジョエルとエリーが当番制の街の巡回をしているときに、ジョエルを捕獲し、エリーの目の前で見せつけるようにバッドで撲殺する。このシーンは結構グロくて、手足を縄で縛り付けて身動きできない状態にして、顔や胸や膝を思いっきりバッドで殴る残忍な殺し方で、前作で感情移入していたプレイヤーは不快感マックスになったに違いない。しかも、この時点ではプレイヤーは、なぜアビーがジョエルを殺すのかを知らなかったから(アビーが研究者の娘であったことはあとで発覚する)余計である。

まあ、それで話は血みどろの復讐劇になっていく。エリーはジョエルが殺されたことが許せないし、アビーはせっかく殺さずに見逃してやったのに、(エリーが復讐の過程で)アビーの仲間や元恋人を殺してしまったことが許せない。

復讐劇は別にいいのだが、きついのは、このゲームではプレイヤーにもう一人の主人公を殺すことを強制させること。エリー編では、アビーがジョエルを殺したのにはそれなりの訳があったし、同情できる面があると思いながらアビーにナイフで斬りかかり、アビー編では、エリーはジョエルが殺されたのが悲しかったんだと思いながらエリーをボコボコに殴る。この主人公同士の戦闘が本当に苦痛だった。プレイヤーにどういう気持ちでやって欲しいのか、制作者の意図が不明だった。

 

まあそれで、一応収集がついて(エリーはアビーは殺せなかったが、アビーの仲間のほとんどは殺せた。)、エリーは同性の恋人と、その恋人の赤ん坊と共に、田舎の家で小麦と羊を育てながら悠々自適に暮らす。しかしジョエルが殺される光景がPTSDのように頭から離れない。

ある日、ジョエルと一緒に拐われて生還した知人?から、アビーのいる場所について聞かされる。その知人から一緒に復讐しに行こうと誘われるが、最初は断る。しかし、頭から離れず眠れないという理由で、再度、一人で殺しに行くことを決意。

最後は海辺で二人が殴り合うシーンなのだが、ここでもプレイヤーはアビーの頭を掴んで溺死させるのを■ボタン連打でやらなければならない(エリーの指を噛みちぎって回避される)。それも苦痛だった。

 

あれだけ痛い目にあって、仲間も何人も殺されて、なおも復讐しに行くエリーにまったく共感できなかった。相手の親をジョエルが殺したことは知っているはずなのに、なぜ最後まで相手を殺すことに執念するのか、PTSDが続いて頭がおかしくなった以外の理由が思いつかない。

 

全世界の人の命よりもエリーの命を取ったジョエルの判断を正当化させるためには、世界の命を優先する科学者集団(前作のファイヤーフライの後継のウルフという集団)を根絶やしにするしかないと無理筋な理屈を考えてみたが、エリーの所属する部族だって世界の命を優先するだろう。その証拠に、同じ部族内の他の人には黙っていたみたいだし。

 

優しい子だったのに、なんであそこまで復讐魔になってしまったんだろうな。

↓人気がないのか、いま新品でも二千円前半で買える。僕が先月買ったときは、3200円だった。

 

【PS4】The Last of Us Part II 【CEROレーティング「Z」】

【PS4】The Last of Us Part II 【CEROレーティング「Z」】

  • 発売日: 2020/06/19
  • メディア: Video Game
 

 

『オザークへようこそ』

実を言うと、しばらく無職だった。無職の間は主に海外ドラマと映画の鑑賞と、ゲームと、あとは東京に観光に行ったりしてた。会社都合でクビになったから失業保険をもらえたので、金銭的にはそこまで困らなかった。

 

海外ドラマはまだ最後まで見終えてないが、『オザークへようこそ』が面白かった。メキシコの麻薬カルテル資金洗浄をしている主人公が、共同経営者の裏切りによって窮地に立たされて、オザークという、湖しかない田舎でおっパブや葬儀屋や船上カジノの経営で、カルテル資金洗浄をするという内容だった。

主人公は不義理を働いたカルテルからもっと資金洗浄しろ(でないと、家族を殺すぞ)とせっつかれつつ、共同経営者が情報を流していたFBIからは資金洗浄のかどで犯罪調査されつつ、子供たちからは急な転校や嘘で責められたり、家出されたりして、非常にストレスフルな毎日を過ごすはめになる。

家族の安全を保つために、より危険な選択をする(そのせいで妻や子供から反発を受ける)、という点で『ブレイキング・バッド』と似ているが、『ブレイキング・バッド』は子供の手術費用のため、麻薬カルテルと手を組むので、犯罪に手を染める切実度が高かったが、『オザーク』は単にもっと儲けられるからという理由で犯罪に手を出すので、そこまで切実度はなかった気がする。でも、家族のためと言いつつ、実際は自分の虚栄心(自分の能力をもっと世に知らしめたい)のためだったりするのが『ブレイキング・バッド』と共通していると感じた。

あと、ラングモアというコソ泥を家業にしている一家があって、そこの娘が主人公からおっパブの経営者を任せられるのだが、その娘が良かった。自分の出自は犯罪一家で、なんとかその出自から抜け出すために、おっパブでお金を儲けて弟に大学に行かせようとしたり、主人公から資金洗浄の極意を学んで、もっと儲けようとしたりするが、うまくいかず結局、仮出所中の父親が犯した犯罪に巻き込まれたりして、やはりラングモラの血は拭えないのか、と落胆するシーンが良かった。まだ最後まで見てないが、たぶん主人公の資金洗浄を引き継ぐんじゃないかという気がする。

 

 

それから、MacBook Pro 13inchを買った。今話題のM1チップではなく、旧世代のIntelチップのもの。初心者で、チップ由来のバグに対応できそうになかったから。

このブログもmacで書いてるけど、キーボードが打ちやすい。壁紙がかっこいい。

 

filmarks.com

https://www.netflix.com/title/80117552

 

教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書

教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書

  • 作者:ばるぼら
  • 発売日: 2005/05/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 

技術と人間の関係

旅行しながら読んだ、「機械カニバリズムという本が内容豊富で、深かったです。
フーコーの生権力を引用して、人間には頭にあたる(人間固有の)部分と体にあたる(データ化できる代替可能な)部分があって、人間の頭の部分にあった、創造性や性的欲望などが、AIによる創作や、アダルトサイトの、レコメンドシステム(こういう動画が好きな人はこういう動画が好きですという統計処理)によって代替可能になりつつあります。


だから、私を私にさせているもの、すなわち服の趣味やら特殊な性癖やらも、統計情報によって可視化され、管理できるものになるので、ますます私(人間)とは何かが分からなくなります。いや、逆に、後述する将棋の話からも分かるように、人間については理解が深まるかもしれません。フーコーを引用して何を言いたかったのか読んでても分かりませんでした。生権力という言葉は、GOTOキャンペーンですぐに旅行に行った僕や、コスパ厨やインターネットが発達して、人々が自由に意見を交わし、民主化がよりちゃんと進むというインターネット黎明期の理想が大きく外れたのを言い表しているような気がして興味あります。

AIと人間の将棋(電王戦という大会)の話も面白かったです。将棋のAIは膨大にある過去の棋譜のデータをもとに、「こういう状況ではこう打つと、より勝つ確率が高まる」みたいな評価関数をたくさん用意し、要するに人間の将棋を手本に作られています。

しかし、人間にはある、感情(勝利への焦りetc)や美学(不安定な形に不安を感じる)がないため、人間が絶対打たないような手を平気で打つらしいです。人間の目にはすきがありすぎるスカスカな守りの手(「囲い」というらしいです)も、あとの展開を見ると、合理的な手らしくて、人間の棋士がAIから学習することも多々あるそうです。

ずっと優勝している羽生さんの、世代は、それ以前の世代に重視されていた、将棋の「型」を意識的に無視して、できるだけたくさんの可能性を考慮しようという姿勢だったのですが、将棋の美学(直観)は重視していたみたいです。しかしAIによる訓練を積んできた新しい世代は、(いろんな人がいるのでしょうが)そういった美学も捨てて、将棋をするらしいです。

AIと人間の棋士の対決で面白かったエピソードは、人間の棋士が、AIのことをひらすら研究して、AIの統計上のバグにあたる手を執拗に打って、勝ったということです。人間らしくていいなと思いました。

あと、いろんな認知科学系の本で批判されている、ジョン・サールの「中国語の部屋」はこの本でも批判されていて、

個室に穴が開いていて、その穴から辞書を渡されて、そこには「この言葉が来たらこの言葉を返せ」と書かれていて、個室の中の人は辞書のとおりに言葉を返す。辞書には中国語の完璧な使い方が書かれていて(統語論)、個室の中の人は中国語をまったく知らないのだが、個室の外の人からは完璧な中国語を話す人に見える、というのが中国語の部屋です。チューリングマシンを批判するために考案されたたとえ話です。

要するに、言葉をどれだけ巧みに使うAIが登場しても、そのAIは言葉の意味を理解していないじゃないか、ということですが、
・「中国語の部屋」の中の人が中国語を理解していないと、どう証明するか
A.辞書を取り上げて、中国語で話しかけて、その返答を見ればいい。→しかし返答がなかったり、とんちんかんな答えが返ってきても、知らないふりをしているだけかもしれない。あるいはまともな返答が返ってきても、AIかもしれない(もう一冊辞書があるかもしれない。辞書を暗記したかもしれない。AIなら可能)。

おなか空いたので、ご飯食べてきます。本のタイトルのカニバリズムは、どこかのカニバリズムの部族は、捕虜を豪華な食事に呼んで、家族の誰かと結婚させてから殺して食べるそうです。要するに、技術はあくまで道具で、社会のニーズや思考に合わせて、作られるという道具説(社会構成論)や、技術は人間の都合(社会のニーズ)とは関係なく、個別に発展する(自動車がどれだけ人をひき殺そうが、自動車の速度は年々上がる)という自律説(技術決定論は人間と道具を別々に捉えている発想で、この本が主張するのは、いったん作られて普及した技術は人間の体に取り込まれるそうです。正直、この話はちゃんと理解できてなくて、人が技術のあり方に影響を与えるし、技術が人のあり方に影響を与えるという話っぽいです。本の例としては、Lineが生まれたのは東北の地震があったときで、相手が読んだことがわかる既読マークは、返事ができない状況でも、読んだことを相手に伝え、安心させる効果を狙ったものだったそうです。
しかしLineの画面は漫画の吹き出しみたいなデザインで、相手との一体感を演出するものであったため、既読スルーは拒絶の意味になったとのこと。それから、タイプミススマホの普及で、許容されるようになりました。
 
これらは技術が人間のあり方(考え方)を変えた例らしいです。まあ、上の例はたいして人間を変えてる気がしませんが、You Tubeにあるウィンブルドンの過去百年の試合を振り返るという動画で、昔の木製の重いラケットから今の金属製の軽量なラケットで明らかに選手のフォームが違うのを見ると、技術が人間に影響を与えているのは分かる気がします。というか、本では影響を与えるとかではなく、その技術があったときとなかったときで、別の人間になると言ってました。
 
先生も〇〇乗りなら、もしかして分かるのではないでしょうか?(本の言い方では、〇〇+人間という、これまでの人間ではない、別の人間らしいです)。僕は正直、読んでも実感としてよく分からなかったです。文房具が好きなので、よくペンを使ってますが、ペンがなかったときのことを想像できないからかもしれません。
 
それで、僕が考えたのはいつの時代でも新しい技術を拒否する人がいて、この人達はどういうことをやっているのか(社会的に見てどういう行為なのか)、ということです。
本の言い方では、自分の体にその技術を取り込みたくないということなのでしょうが、もちろん自分の体に何を取り込むのかは自由です。僕もちょっとネットは時間の無駄だなと思うことがしばしばあるので、技術との関わり方を考えているところです。
 
そういうわけで、ご飯食べてきます。
 

テネットを観た

クリストファー・ノーラン監督の「テネット」を今日見たのだが、わけが分からなすぎた。なんか非常に大まかに捉えれば、自分の死とともに世界を終わらせたい悪役が、未来の科学者が作ったアルゴリズムという兵器を使って、世界を滅亡させようとしていて、黒人の軍人と彼の所属する軍隊がなんとかそれを阻止しようとするという話だけど、悪役がどうやって世界を滅亡させるのかも分からなかったし(時間の逆行がキーらしいが)、どうやって阻止しようとしているのかも分からなかった。

回転扉というのがあって、一度負傷してしまっても、その回転扉をくぐれば、時間が逆行するから、傷つけられる前の身体に戻れる。悪役はそんな感じで、時間を手玉に取って、なんかしてるらしい(何をしているのかはよく分からない)。

あと、映画の冒頭で、クラシックのコンサートホールが謎のテロ?集団に襲撃されるのだが(襲撃の目的やその後の顛末は不明)、テロリストが使っていた銃弾が、逆行弾というやつで、簡単に言うと、引き金を引くと、壁にめり込んだ弾が銃に向かって飛んでって、弾倉に収まる仕様。主人公はそこから時間の逆行に出会って、この物語に巻き込まれていくのだが、主人公と主人公を支える軍事組織が何をしようとしているのか分からなかった。まあ、悪役が地球を滅ぼそうとしているので、それを阻止しようとしているのは分かるが、先述したようにどうやって悪役は世界を滅ぼそうとしているのかが、そもそも分からないため、主人公が所属する軍事組織が対処法として何をしようとしているのかが分からなかった。なんかアルゴリズムという兵器があるらしいけど、その正体も不明だった。

最後の方に戦争シーンがあるのだが、主人公はどこかへ向かって、空気に銃を撃ちながら走っていくのだが、この数十分?のシーンは何をしているのか本当に分からなかった。敵がそもそもなんなのかが分からないため、主人公の銃の向け先を必死に見て、敵が誰かなのか探ろうとするのだが、そこには空気しかなく、皆目誰と戦っているのか分からなかった。

主人公の向こう側に、時間が逆行した、似たような兵士たちがいて、走るのも後ろ方向に走っていて、爆発して粉々になった建物も元に戻っていくのだが(つまり時間が逆行している)、時間の順行と逆行が同じ世界の中にあり、みんな何をしているのかが分からなかった。

まあ、とにかく分からないことだらけの映画だった。4DXという映画館で観て、席が揺れたり、水上バイクが海を走るシーンで顔に向かって、水が飛び出てきたり、カクテルを飲むシーンで、なんか変わったガムみたいな匂いが映画館の前の方から漂ってきたり、なんか別にいらないかなって感じだった。音は凄くリアルで、轟音がなりそうなシーン(この映画の中では飛行機が建物に突っ込むシーン)に身構えてしまうほど、強烈な大きい音だった。これで1500円ぐらい上乗せされたから普通のでもいいやって感じだった。

 

wwws.warnerbros.co.jp

 

ウーバーイーツ カツ丼

前に野球したり、ウォーキングした人から連絡があり、一緒に野球した女の子で家でご飯会をやるんだが、来ないかと誘われた。土曜日は一日中家にこもってゲームをしたりサイト作成(というか、バグ直し)をして閉じこもっていたので、気分転換になると思って、参加してみることにした。

集合場所に行ってみると、僕を含めて七人くらいがそこにいて、三人くらいが初対面だった(他の人は野球や散歩で知っていた)。初対面の人たちと住んでいる場所や休日に何をしているかなどの街コンでよくある会話をした。
その後、近くのスーパーへ買い出しをしに行った。スーパーの中で、僕を誘った男から最近の転職活動の調子はどうだと訊かれた。この人はこの集まりの中でよく会話する人で、まあまあよく知っていた。僕は「来月くらいにはぼちぼち始めようと思っています」と適当に返事をした。すると、その人は「僕もいまの仕事に満足していなくてね。ちょっとした副業をしようとしているのだよ」と話してくれた。
なんの副業をしようとしているのか聞いてみると、ツイッターやネット広告で権利収入を得ようとしていると話してくれた。これから向かおうとしている家の家主の女性はすでにその権利収入で所得を得ているらしい(その人も一緒にスーパーに買い出しに来ていた)。
その話を聞いて、僕はスーパーの天井を眺めながら、これまで疑問だった、いろんなことに合点がいった気がした。
まず、僕がこの集まりを知ったジモティの告知について。この告知は、上記の権利収入の話をしてくれた男がやっているのだが、ほとんど毎日何かしらの告知をしている。
スーパーボールすくいだの、花火大会だの、ウォーキングの会だの。その告知に合わせて毎回僕をLINEで誘ってくるのだが(してない転職活動で忙しいと言っているにもかかわらず)、なんのためにそんなことをしているのかと疑問だったのだが、ネットワークビジネスと聞いて合点がいった。
また、ツイッターのフォロワー数やYou Tubeの再生数など、やけに知名度を気にしているのもそのためか、と思った。
まあ、それで強烈に帰りたくなったのだが、不意に家主とは別の、出っ歯気味の、これまたこの会によく参加している女性が現れた(ちなみに、愛想が良いので僕のエロい夢の中で一回登場したことがある)。その人は、「私さっきまでウーバーイーツやってたんですよ」と元気よく話してくれた。この人は確か訪問営業?の仕事をしていると言っていた。

疲れてきたので間を端折るが、結局、ご飯会の会場である女の家にまでは行った。女の家に行くのが好きなのと、ネットワークビジネスで収入を得ている人の家がどんなところか気になったのと、これが本当なのだろうが、買い出し中に帰ると言い出しづらかったのがある。
住んでいると聞いていたのだが、驚くほど生活感がなかった。部屋にあるのは、ダイニングテーブルとソファとスタンド式の物干し竿だけ。
物干し竿にはバスタオルが干してあった。それが唯一、生活感があると言えばあった(あとから振り返ると、この部屋は事務所兼、女の家なのだろうと思った)。
ダイニングテーブルの上にはスーパーボールすくいのセットが置いてあった。僕は料理ができるまでの間、訪問営業をしている出っ歯の女の子とスーパーボールすくいをやった。水の量に対して、スーパーボールがたくさん入りすぎていて、上の方のボールは乾いているから、掬い網にほぼダメージなく、上げることができた。また、料理用のボールに水を張っているだけなので、ボールの淵から掬い網の枠を使って、拾い上げることもできた。
まあ、そんなことはどうでもよくて、女の子との会話も上の空で、どうやって帰ろうかと、スーパーボールすくいをやりながら考えていた。そんなときに、僕を誘った男が、また別の人(餌食)を駅まで迎えに行くと言うから、僕もぜひついて行きたいと願い出た。

それで駅までの道で、ネットワークビジネスには良い思い出がない、母親が5万円のコーヒーメーカーを買わされて泣いていたのを覚えている、「ビジネスに興味がない人には勧めない、せっかく同い年で家も比較的近いのだから良い友達でいたい」と言うが、その言葉が金のためだと勘ぐってしまうから付き合えない、等々のことを言った。

それで帰宅して、ウーバーイーツでカツ丼を頼んで、この文章を書いている。ネットワークビジネスは、「誰がお前なんかとお金ももらえないのに話すか」と言われている気がして、毎回傷つきますね。実際、毎日ジモティで告知している理由も、僕を毎日LINEで誘ってくる理由も、顧客になってお金を上納してくれる可能性があるから誘ってくれるわけで、決して一緒にいて楽しいからとかではないのですね。

あの集まりの中に、みんながネットワークビジネスをやっているのを知りながらも、自分はビジネスには参加しないでイベントだけには参加する猛者がいると聞いたが、どういう気持ちで参加しているのだろうと疑問に思った。上に書いたような疑念を毎回いだきながら、参加しているのかな。強烈にキツそうと思った。孤独よりはマシだという考えなのか。

 

↓ウーバーイーツで頼んだカツ丼。蓋を取ってから撮れば良かったです。美味しかったです。


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