月刊ニヒリスト

ニヒリストが日々あったことを綴るブログです。

「アイ・アム・マザー」を見た。

昼に起きて、昼ご飯を食べてまどろんだらもう午後二時。
そこから暇つぶしにPS4のゲームのワゴンセールを見て、安いゲームが面白そうかyoutubeなどで検索して、調べる作業で午後四時。結局、「グランドセフトオート5」を二千円で購入した。そのゲームをダウンロードしつつ、ネットフリックスで「フラット・ライナーズ」を見る。エレンペイジが出てる映画は面白いのが多い印象なのでたぶん面白いでしょう。

昨日は、これまたネットフリックスの映画で「アイ・アム・マザー」を見た。育児用ロボットにシェルターの中で愛情豊かに育てられた少女は、外界から助けを求めにやってきたおばさんによって、育児用ロボットの本当の目的を知る。ロボット(マザー)は人類が絶え間ない殺し合いの果てに自らを破滅に追い込むのを見かねて、シェルターの中で人類を再教育することにして、その一環として少女を教育していたのだった。そして少女の前にも何人もの人を教育してきたが、基準に満たないものは焼却処理していた。そのことに反発を覚えた少女はロボットの阻止をかいくぐって、おばさんに導かれるままに外の世界に出る。外の世界は先述通り、ロボットに支配されており、荒廃した世界がどこまでも続いている。(まあ、そこからいろいろあって)少女はシェルターの中に置いてきた弟を取り戻すべく、シェルターに戻ることを決意。マザーに私が弟を育てると宣言する。マザーはその少女が唯一基準を満たした、信頼できる人間であると考えている。最後の決めセリフに「私が必要ないなら殺して」とロボットは言い放ち、少女はロボットに向けたピストルの引き金を引く。

 

親殺しがテーマの映画で、物語の形式上?、最後にロボットを殺さなければならなかったようだけど、あれだけ理解ある賢いロボットなら共存できる可能性も十分にあったんじゃないかと強い疑問を感じた。外の世界でさんざんロボットにひどい目にあわされてきた(殺されかけてきた)おばさんは、ロボットが傷の手当てをしようとしても激しく反発したが、結局ロボットの知識と薬によって見事に治療された。ロボット自体が人類と共存するために、賢い人類を生み出そうとしているのに、それが生み出された後で、「私を殺して」と言うのは理解できなかった。

 

まあ、理性的なロボットが人類を家畜化して、基準に満たないものはロボットの手で殺処分される世界だけど、人類が互いに殺し合って、自滅していった経緯を見ていれば、(間違いなく殺処分される僕のような立場でも)納得しちゃうんじゃないかと、映画を見終わったあとちょっと思った。

自堕落すぎるGWを送っている。なんとかしたい。

 

映画:フラットライナーズ

https://bd-dvd.sonypictures.jp/flatliners/

 

映画:アイ・アム・マザー

https://filmarks.com/movies/84277