月刊ニヒリスト

ニヒリストが日々あったことを綴るブログです。

『オザークへようこそ』

実を言うと、しばらく無職だった。無職の間は主に海外ドラマと映画の鑑賞と、ゲームと、あとは東京に観光に行ったりしてた。会社都合でクビになったから失業保険をもらえたので、金銭的にはそこまで困らなかった。

 

海外ドラマはまだ最後まで見終えてないが、『オザークへようこそ』が面白かった。メキシコの麻薬カルテル資金洗浄をしている主人公が、共同経営者の裏切りによって窮地に立たされて、オザークという、湖しかない田舎でおっパブや葬儀屋や船上カジノの経営で、カルテル資金洗浄をするという内容だった。

主人公は不義理を働いたカルテルからもっと資金洗浄しろ(でないと、家族を殺すぞ)とせっつかれつつ、共同経営者が情報を流していたFBIからは資金洗浄のかどで犯罪調査されつつ、子供たちからは急な転校や嘘で責められたり、家出されたりして、非常にストレスフルな毎日を過ごすはめになる。

家族の安全を保つために、より危険な選択をする(そのせいで妻や子供から反発を受ける)、という点で『ブレイキング・バッド』と似ているが、『ブレイキング・バッド』は子供の手術費用のため、麻薬カルテルと手を組むので、犯罪に手を染める切実度が高かったが、『オザーク』は単にもっと儲けられるからという理由で犯罪に手を出すので、そこまで切実度はなかった気がする。でも、家族のためと言いつつ、実際は自分の虚栄心(自分の能力をもっと世に知らしめたい)のためだったりするのが『ブレイキング・バッド』と共通していると感じた。

あと、ラングモアというコソ泥を家業にしている一家があって、そこの娘が主人公からおっパブの経営者を任せられるのだが、その娘が良かった。自分の出自は犯罪一家で、なんとかその出自から抜け出すために、おっパブでお金を儲けて弟に大学に行かせようとしたり、主人公から資金洗浄の極意を学んで、もっと儲けようとしたりするが、うまくいかず結局、仮出所中の父親が犯した犯罪に巻き込まれたりして、やはりラングモラの血は拭えないのか、と落胆するシーンが良かった。まだ最後まで見てないが、たぶん主人公の資金洗浄を引き継ぐんじゃないかという気がする。

 

 

それから、MacBook Pro 13inchを買った。今話題のM1チップではなく、旧世代のIntelチップのもの。初心者で、チップ由来のバグに対応できそうになかったから。

このブログもmacで書いてるけど、キーボードが打ちやすい。壁紙がかっこいい。

 

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