月刊ニヒリスト

ニヒリストが日々あったことを綴るブログです。

また大学中退の夢にうなされた

また大学中退する夢を見た。
というより今回は、大学中退していたというべきか。

以下は夢の中の話。
いつものように、大学中退の疑念が湧いたので?、本棚にある卒業証書を取り出して、自分が卒業していたことを思い出そうとしたら卒業証書のカバーしかなく、このカバーは卒業しないで留年する人も、卒業式に参加さえすれば貰えるということがわかり、自分は実際には大学を卒業していないのに卒業したと思い込んで、社会人生活を送っていたことを知る。これまでついた職も、いまついている職も全部、職歴詐称したということになるから、不安になって自分が大学を卒業したのかどうかを大学の事務局に電話して聞こうとしたが、営業時間を過ぎていたために断念する。実は学費も大学を卒業した(と思った日から)払い続けていたのではないかという疑念も湧いて、(そこから別のまったく関係ない話に夢が飛んで)目が覚める。

 

以下は現実の話。

実際に上の夢の話にある通りに、本棚に大学の卒業証書を置いていて、定期的に見る中退の悪夢に備えて、いつでも見られるようにしている。しかし今回は、その本棚に挟まっている卒業証書も実はカバーだけなんだという、唯一の安心材料も壊しにかかるタイプの夢で、我ながら意表をつかれた。

いつもは卒業間近なのに単位が足りない、アルバイトをしながら授業を受ける時間をなんとか作り、テストも合格しないといけないという「単位が足りない系」の夢だが、今回は家にある卒業証書も実はカバーだけという夢だった。

本棚の目立つところに卒業証書を置いてるからか、さすがに夢の中でも卒業証書の存在は認知されているようだ。ということは、今後、「卒業証書が偽物(もしくはカバーだけ)系」の夢を見ることになるのだろうか。

 

 

 

 

ネットフリックス解約

オザークを一気見して、映画を数本見て、もうたいして見るものがないので、Netflixを解約した。月末までまた何本か見るつもり。

あとは積みゲーしている「レッド・デッド・リデンプション2 」があるが、このゲームはこれまでも何度も始めて、中断している。重々しいゲームは時間がたくさんないと、続けるのがむずかしい。VRゲームもいくつか買って、やってないからやろうと思うけど、これも腰が重い。

高単価で最先端ということでJAVAのspringの本を買って、最後まで読んで本の通りに書いてみた。DI(依存性注入)の使い道がよくわからなかった。

仕事は現場が変わって、三週間くらい経つが、上司と剃りが合わない。疲れたので、適当に流す。

 

オザークのシーズン4新作の一話目を見た

オザーク見てるけど、麻薬カルテルのボスを「洗浄」(別人に)するなんて、無茶すぎる。しかもそれを資金洗浄と政治広報のプロに任せるなんて。

なんでナバロが(麻薬戦争によって家族の身の安全が危険に晒されているとはいえ)そんなに別人になりたいのか知りたい。財産を築いたら麻薬カルテルって辞めたくなるものなのか。どうなんだろ、別人になったら余計身の危険に晒されると思ったけど、同じ組織内からも狙われてるからやめたくなるのも当然か。

でも、主人公のマーティン一家も早く仕事をして、麻薬カルテル資金洗浄から手を洗いたいし、麻薬カルテルの現ボスも早く麻薬カルテル辞めたいしで、みんな辞めたい人だらけになってる笑

麻薬戦争になる理由もよくわからない。もっと背景を知りたいところ。

うまいこと、二つの巨大組織で均衡を取れたりしないのか気になる。

マーティン一家と麻薬カルテルと、もう一つオザーク周辺でヘロイン農場を営んでいるダーリーンが、優秀なラングモアというコソ泥一家を引き入れたからこれから勢力を伸ばしていくんだろうと思う。麻薬カルテルがダーリーン家を敵視しているから、今後戦争になっていくんだろうな。

ヘビ顔のダーリーンのイカれっぷりに期待。亭主が麻薬カルテルに靡いたから毒殺したり、地元で勢いのある組織の息子が、彼氏の妹を殴ったから股間をショットガンで撃ったり、はちゃめちゃすぎる。

でもこの人がよく、家に軍隊があるみたいな話をするけど、どこにいるのかよくわからんのよね。ヘロイン農場をやっているという話だけど、農作業のシーンとか一切出てこないし。ダーリーン一家がどうやって資金や権力を得ているのかよくわからん。まあ、資金は麻薬を売ってだけど、製造して売るシーンがほとんどないんで(唯一あったのは地元の新興宗教海上での神父の説教の時に聖書に挟んで売るシーンだけか。すごい神を冒涜していて、個人的には好きなシーン)。

 

しかしダーリーンだけ積極的な動機で動いている感じがする。よそ者に土地や財産を奪われているが、もとから地元にいた人たちで土地や財産を奪い返そうという。

マーティン一家も財産を蓄えて、政治に影響力を持つとか言ってるけど、麻薬カルテルからもらったお金だから、あまり現実的でないし、勢力伸ばしたいと言いつつ、早く危険から逃れたいとも言っているので、どっちつかずな感じ。

 

マーティン家の反抗期の息子が(といっても、両親の犯罪や倫理的にあれな行為を何度も見ているから反抗するのも無理ない)、ダーリーンの仕事の手伝いをすることになったけど、ダーリーンも両親に劣らないくらい倫理的にあれなのによく手伝いに行ったなと思う。人質に使われたりしないか心配。

 

七話出ているのでこれから見るのが楽しみ。

マトリックスの映画も見てきたけど、面白くなかった。パロディというか茶番みたいな感じだった。

今年の振り返り

今年は僕にしてはいろいろ勉強した年だった。派遣プログラマをやっているが、今年最初に派遣された現場では、かなり性格がきつくて偏屈な先輩から、納得いかないこともあったが、現場でどこまで求められていて、どこまで応えないと首になるか明確化してくれたこと、応えるにはどういう手段を使えばいいかということなどを学んだ。

当たりがきつくて現場に行くのが嫌になっていたが、学ぶことは多かった。

次の今の現場では、LinuxPHPについてかなり勉強になった。Linuxのコマンド操作の基本やPHPのクラスやコンストラクタなどの基本がわかった気がする(分かっていることと分かっていないことをはっきり区別できるようにしておけと後で言及する親戚から助言いただいた)。あと、やりたいことがあって、そのための手段を細分化して行って、ひとつひとつクリアすることの重要さも学んだ。あと、できていることが正義で、分からないときには一度そこに立ち返って、どこをどう変えたらやりたいことに近づけるか検証することが大事であることも学んだ。

休日の自分は野獣で、家にいると、延々にゲームと、うたた寝を繰り返す獣であることも学んだので、なるべく外に出るべきだと思った。オンラインゲームを削除すればしばらくはやらなくなるが、いつのまにかまたダウンロードされている。

 

思いつくままに書いているが、僕の最初の目標設定が、自分のサイトを現場で学んだ技術によって充実したものにして、そこから不労所得を得るということだったけど、周りにそんな野望を持った人は皆無であることも知った。みんな金になる技術を学んで、その技術を使った現場に入るべく、努力している。

個人サイトが当たるなんて、夢のまた夢なので、確実な、金になる技術を学ぶということをやっている。金になる技術というのは大規模開発に使える技術のことで、大規模開発というのはヤフーとかアマゾンみたいな大人数なユーザーがサイトを訪れても破綻しないシステムを作れる言語やフレームワークのことを指している。そういう発想をしたことがなかった。

自分がITの派遣の仕事をしていると親戚が最近知って、いろいろ教えてもらって、上のことが判明したわけだが、その人も仕事が終わってからも毎日、金になる技術の勉強をしているらしくて、凄まじいなと思った。

「サイバーパンク2077」をクリアした。

サイバーパンクをクリアしたけど、いろいろ説明不足感があった。

ざっくりストーリーを説明すると、1980年代のサイバーパンクブームの頃から枝分かれした世界線2077年アメリカが舞台で、世界はArasakaという日本の超巨大テック企業と、そのライバル(実際は癒着している)企業が牛耳っていて(どちらの企業も事業として何をやっているのか不明。)、貧富の格差が極端に高まっている世界で、五十年前くらいにArasaka本社に核弾頭をしかけた、元ロッカー兼革命家のシルバーハンドの記憶と人格が入ったチップを、ひょんなことから脳に差し込んじゃった主人公が、シルバーハンド(の幻覚)とともに、Arasakaと対峙する(しない選択肢もとれる。)という話だった。

シルバーハンドのチップを頭に入れてから、シルバーハンドの記憶をたびたび見させられるのだが、シルバーハンドがなんでこんなに一生懸命、Arasakaに反発しているのかよくわからなかった。Arasakaが具体的にどんな悪いことをやっているのか全然わからなかったから、ラストの重要な分岐のところで、Arasakaをこらしめたい気持ちに特にならなかったから、Arasakaの提案に乗っちゃって、シルバーハンドにすごい嫌われる展開になってしまった。このゲームの大半が、シルバーハンドとの友情物語で、シルバーハンドに感情移入していたのに残念だ。まあ、でもかと言って、Arasakaはいちおう約束は果たしてくれた。特に裏切ってきたりはされなかったので、Arasakaに対しても悪い気持ちはない。ただ、息子に殺されたArasakaの創業者の記憶と人格が入ったチップを、息子の脳に差し込んで、創業者が蘇ったのはちょっとびっくりしたけど、先述の通り、Arasakaがどんな悪事を働いているか不明なので、特に悪い気持ちはなかった。

まあ、やっぱり巷で言われているように開発期間が短かったのもあって、メインストーリーが雑だった。サイドストーリーにはけっこうダークな話があって、面白かった。

この世界ではほとんどの人の脳の中にチップが入っていて、記憶が映像として記録されていて、VRヘッドセットみたいなのを被れば、その人の体験を再現できるようになっている(人格の移植はArasakaの極秘技術なのでまだ広まっていない)。そんで、サイドストーリーに人間家畜場を営んでいる(?)異常犯罪者の記憶チップから、その家畜場の位置を特定して、誘拐された知り合いの甥っ子を助けに行く話があって、それがワクワクさせられた。異常犯罪者の頭の中に潜り込んで、犯罪者の異常な生活を垣間見つつ、窓の外の建物や壁に貼ってあるカレンダーから、時間と場所を特定して、犯人を追い詰めていく過程が面白かった。ほかにも人格を持ってしまい仕事を放棄しているAIの車を説得したり、襲ってくる敵がだいたい肉体改造していて、瞬間移動したり、透明になったり多種多様で、面白かった。そろそろ寝ます。

「何もしない」を読む

「何もしない」という本を読んでいる。

現代アーティストで大学の講師もやっていて、かつバードウォッチングが趣味の著者が現代の、余暇ですら何らかの経済活動を強いられる(資格の勉強、ウーバーイーツ等)社会の傾向や、人の注意をお金に変える注意経済に警笛を鳴らす本。何もせずに、周囲の物事に意識を集中すること。自分が長い歴史を持った大きな生態系の一部だと認めること。カラスと仲良くすることなどを勧める本。

自分がもろにこの本の中で言及されている、SNSや広告などで常に不安を煽られている、心にゆとりのないヒステリックな人間であることがよく分かった。この本に指摘されて初めて、二十代くらいからずっと抱いていた、自分の不安を認識できた気がした。

でも、「自分を世界の中の一部だと認識しよう」というこの本は主張に関して、世界とは何かと考えた時に、この本では周りの街や生態系を対象としているけど、本当に世界はそれだけなのかと疑問を感じた。2ちゃんねるツイッターや例ダウも世界に含めていいのではないかと思ったけど、それらはもろに注意経済を動かしているものたちだ。そういうところにいたら自分は壁を跳ね回るゴムボールみたいに、いろんなところに半ば強制的に運ばれて疲弊するだけだけど、自分の身の回りにある小鳥(生態系)に目を向けよと言われても、全然ピンとこないんだよな。著者のようにバードウォッチングに出かけて、森の中で自然を感じようと言われても、虫が苦手すぎて、僕はたぶん広告以上に不安に駆られると思う。

まあ、何を自然と捉えるかという自然観に関しては恣意的なものを感じたけど(と言ってもまだ百ページ前後しか読んでないから、結論づけはしない)、人の不安や注意をお金に変えるものたちからは距離を取ろうという姿勢は本当にその通りだと思った。

「この工具がないと、こういう時困りますよ」「CPUが新しいパソコンじゃないと、Windows11にアップデートできませんよ」など、企業は人の不安を煽ることで人に物を買わせる。そういうものを真に受けていたらヒステリックにならざるを得ない。

 

↓注意経済から距離を取ろうという主張の本の広告を貼るという裏切り。

アフィリエイトしていないので僕には一銭も入らない)

 

らんちう

なんで聴き始めたか忘れたけど、90年代のイカ天という番組で有名になった「たま」というバンドを十年ぶりくらいに聴いて、Wikipedia「たま」について調べていたらドキュメンタリー映画があることを知って、見てみた。

youtubeのレンタル映画は視聴期間が三日間しかないから、途中まで見てしばらく放置ということができないので二日間で最後まで見た。

内容としては90年代のイカ天で「たま現象」と呼ばれるほど有名になった当時の状況と、バンド解散に至った経緯と、解散後のそれぞれのメンバーの活動が撮影者のインタビュアーによって掘り下げられるというものだった(まあ、一般的なことを聞いているだけでそんなに掘り下げている感はなかった)。

確か十年くらい前に初めて「たま」のアルバムを聞いたときも曲によって曲調がまったく異なるのと、曲によってボーカルも違うから、作曲家がメンバーの中に複数人いるのだなと思ったけど、多分その当時もウィキで調べた覚えがあるが、メンバー全員がシンガーソングライターだと知って驚いた。まあ、それで音楽感の違いで対立とか起きないのかなと思ったけど、メンバーそれぞれが独立して曲を作って自分の曲は自分で歌うということで目立った対立は起きなかったらしい。

で、まあ解散の理由は柳原さんというキーボード兼コーラス担当の人が、「自分の音楽をやりたい」ということで脱退し、その後、しばらく「たま」の活動は続いたが、知久さんがやめたいと言ったことで解散に至ったらしい。でも、これを書いてて思ったが、「たま」はメンバーそれぞれが自分の曲は自分で歌うというスタイルだから柳原さんも自分の曲をやれたのでは、と思ったが、筋肉少女帯の人が映画の中で言っていた通り、当時、観客のけっこうな割合が「たま」を変態バンドというか、頭おかしい系と見なしていたので、柳原さんはそういう見られ方をしている「たま」で自分の曲はできないと感じていたのかもしれないなとちょっと思った。映画の中では柳原さんのインタビューはなかった。本人の意向により収録できなかったらしい。

 

解散後のメンバーそれぞれのメンバーそれぞれの活動だが、やはり知久さんの音楽にはすごい才能を感じた。音が緻密なパズルのように組み上がっている感じがして、曲に物語性もあった。いつかライブを聞きに行きたいと思った。

もうひとりのベースのイケメンの人も良い声で、センスの良い音楽をするなと思った。映画の中で何度もこの人の曲が流れて聞き入ってしまった。

しかしドラムの人は明らかに才能がなくて途中まで聞いたが、疲れるので、この人の曲だけ飛ばした。バンドが解散して一番被害を被っているのはこの人だと思った。インタビューではバンド解散について「解散してほしくはなかった」ということは言っていなかったが、内心ではどう思っているのか探りながら映画を見ていたが、よく分からなかった。

 

「らんちう」(※1)みたいなアングラな雰囲気の曲ってどうやって作ったのか気になる。知久さんが若い頃に通っていた北千住の「甚六屋」になにかヒントがあるのかなとウィキを読んでて思った。あるいは寺山修司とかのアングラ演劇なんだろうか。丸尾末広の漫画にも通じている感じがする。懐かしくて寒々しくてグロテスクな感じ。

(※1)下のイカ天の動画の「魚で一番悲しい金魚、金魚で一番悲しいらんちう」と歌う時の知久さんが表情が良いです。

その部分の後に柳原さんの独白が流れるのですが、いくつかバージョンがあって、「大阪の十三のクラブ、エジンバラ」と言っていて、職場が割と近くなので、まだあるのかなと店名と地名で検索したけど、見つからなかったです。

 

www.youtube.com

 

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